黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました。大河ドラマが好き。

「被害者ノート」に込められた思い・・・放送されました!

インフルエンザで発熱中なんですが、消えてしまう前に・・・と思いまして。
昨日、TBSの夕方のニュースで「被害者ノート」を取り上げてもらいました。
思い返すと、ノートの執筆追込みでこの3月にはメニエールも再発するに至ったのでしたが、報われた感じ。

TBSテレビの方より下記メールが届き、
5~ 6日だけ掲載されているテレビ局のホームページアドレスを教えて 頂きました。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2363183.html
画像は消えちゃうかもしれないですが、文章だけでも残そうと、以下に転載させていただきます。
YouTubeの映像はこちら↓
 
今回の放送でノートにご興味を持たれた方、入手は「途切れない支援を被害者と考える会」をググっていただきまして、そちらに問い合わせをお願いいたします。被害当事者には無償でお譲り致しますが、それ以外の支援者などは一部あたり2000円の寄付金を頂戴して(印刷費に直接まわします)お配りすることになっています。
 
ただ、残部が僅少です。緊急でない場合は少し時機を見てからご連絡くださると事務局がパンクしなくてよいと思われます。また、印刷費の手当てができ次第、次の印刷もできるので、寄付金での応援をお願いできると大変助かります。

「被害者ノート」に込められた思い

TBS系(JNN) 12月2日(火)19時25分配信
 表紙に『HIGAISHA NOTE(被害者ノート)』と書かれた冊子。犯罪被害に遭った人たちが、どう行動すればいいかをまとめたものです。中をめくると、弁護士探しから、さらには警察やマスコミへの対応などを自分で記入するようになっています。このノートをつくるよう呼びかけたのは、交通事故で家族2人を失ったある女性でした。

 「最初どういう状況かを書いた」(小沢樹里さん)

 これは6年前、埼玉県で起きた交通事故の遺族が事故直後に書き留めたメモです。書いたのは、小沢樹里さん(34)。飲酒運転の車に衝突された事故で、夫の両親が死亡。夫の弟と妹も大けがをしました。突然、家族を失い動揺する中、樹里さんは夫とともに警察や病院への対応に追われます。

 「警察官や検察官、日々関わったことのない人たちが、生活の中に入ってくる。法律のことを言われてもパニック状態」(小沢樹里さん)
 「今日突然、被害者になった。どうすればいいのだろう」(重傷を負った小沢恵生さん)

 相手が話すことを覚えられず、家族の状況を説明することも満足に出来ない。混乱の中、樹里さんが始めたのはノートをとることでした。

 「家族の関係図を手書きで書いて、『これです』と渡していました」(小沢樹里さん)

 警察や市役所への説明に役立ったノート。やがて、心の整理につながっていきました。今では、60冊を超えています。

 自身の体験を犯罪被害者の負担軽減に生かせないか。樹里さんは今年7月、他の犯罪被害者とともに『被害者ノート』を作りました。犯罪被害者や、その家族が自分で書き込んで完成させるこのノート。困っていることを○×式で確認する欄や、裁判までの流れを整理する欄が設けられ、経験者ならではのメッセージもつづられています。

 「『救急隊の記録は直後の事実を知るのに大変役立つことがあります』とか。被害者となってしまった人のための、次の山を登るための手助けになったらいいなと」(小沢樹里さん)

 実は、容疑者が取り調べの様子などを記録する『被疑者ノート』は、日本弁護士連合会が全国に普及させています。樹里さんは「被害者のためのノートも必要ではないか」と呼びかけました。犯罪被害者基本法成立から10年。給付金制度などは拡充されましたが、「被害者に寄り添った支援は十分にできていない」という声が当事者からあがっています。

 6年前、ストーカーの男に暴行され、重傷を負った女性。男の判決に執行猶予がついていたため、女性は恐怖と隣り合わせの生活を強いられました。

 「どこに相談したらいいだろうと思ったとき、警察も検察も異動が多くて、(事件)当時の方は残っていない」(ストーカー被害に遭った女性)

 女性が頼ったのが地元の東京・中野区。『犯罪被害者への継続的な支援』を掲げ、専用の相談窓口を置いていたのです。

 「途切れない支援をしてくれるところは、ここだけだった」(ストーカー被害に遭った女性)

 しかし、中野区のような相談窓口を置いている自治体はまだ少なく、都内では、4つの自治体にしか設置されていません。

 7人が犠牲となった関越道バス事故の遺族をはじめ、『被害者ノート』はこれまでに200冊が届けられました。

 「(関越道バス事故の遺族が) もっと早く欲しかったと言ってくださった。その言葉を聞いたときに作って良かったとすごく思えて」(小沢樹里さん)

 悲惨な体験をした自分たちだから出来ることがある。犯罪被害者やその家族が、被害者の支援に奔走しています。(02日16:09)
最終更新:12月2日(火)19時25分
TBS News i