黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました

「カムカム」残るは最終週!してやられました

ひなたは成長した

 とうとうNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が4月4日から最終週を迎える。3代目ヒロイン「ひなた」の誕生日ですね。おめでとうございます。

 私も同じ年の4月生まれなので、ひなたとは同級生のようなつもりで視聴してきたけれど・・・ひなたは丈夫な作りなのかな、「24時間働けますか」の働き過ぎやセクハラパワハラがスタンダードだった時代に、心身ともにつつがなくお過ごしのようだ。羨ましい!いい職場環境なんだなあ。

 そして、英語もあんこ炊きも母「るい」との毎朝の日課にするに及んで確実に身に着け、頼れる大人として大きく成長することができた。日々の鍛錬、日課とは、物事を習得するにはなんて強いんだろう。

 ひなたのような寝坊助でナマケモノが、三日坊主にならずに新たな日課を体に叩き込むまでが一番つらいと思う(実感)。そのきっかけが前回ブログでも触れた50回忌の終戦の日に平川唯一さんの亡霊を見たことだけで語られたのか。「るい」の手助けもあるけれど、やっぱりもうちょっと何かコツはありませんか・・・💦と思う私。永遠に寝坊助で終わりそうだ。

アニーは安子、じゃないと不自然

 さて、先週「カムカム」についてはブログ終わりでこんな風に書いていた。

toyamona.hatenablog.com

 ハリー杉山は、あのビリーを演じているのだろうか。となると、やはり安子の産んだ子がビリーで、子どもの頃おじさんと日本に来たのでは。今回は母に同行して来日したのか。

 予告でジョーが「僕がジャズに出会った場所だ」と言うのは、定一さんがOn the Sunny Side of the Street を飛び込みで歌ったあのステージのことだろうか・・・そこで、「るい」がサニーサイドを歌い、それを安子(アニー)が目の当たりにして親子の再会が成るっていうラストはいかが? 素敵だと思うけどなー。

 そうそう、前回のブログで書いた「たちばな」再建の謎が残っていた。これはもしかして、算太が戦争から復員した職人を探し出し、出資して再建していた、なんて話はどうだろう。その「たちばな」からの儲けを10年間積み立てて、「るい」に渡したというのは?

 きぬちゃんが色々と教えてくれそうだと思ったけれど、結局は雪衣さんの告白で事足りることになるのか・・・「安子さん、ごめんなさい」に隠された謎が不気味だ。

 人物紹介からいつの間にか消えてしまったビリーについては、もう気にしなくてもいいのかもしれない。その役割はハリー杉山演じるジョージに取って代わられているのだろう。

 ナレーションの城田優がビリーとして再登場してくれるのを期待しないでもなかったが、今スキャンダルに巻き込まれていることを考えると、NHKが後難を慮ってそこら辺をこっそり変えたことも考えられる。

 ナレーションだけなら、後からすべて差し替えることがまだ容易だろうけれど、映像に出演させてしまうと撮り直しになってしまうから、スキャンダル確定となった場合によりハードルが上がって対処が難しいからだ。

 アニーは、もう初代ヒロイン「安子」で決まりだと思って見ている。ひなたが説明する「あんこのおまじない」で動揺する人物が、安子じゃなかったら不自然でしょう。あとは、どう感動的に娘の「るい」との邂逅を果たすかだろう。

 次週予告を見る限り、「ひなた」が母と祖母をつなげるために大活躍するのだろうな。アニーを背負っていたものね。

www.nhk.or.jp

 そして、「素敵だと思うけどなー」と書いたあたりは、どうやら実現しそうな運びだ。せっかく森山良子がアニーを演じているのだから、舞台で歌う「るい」と一緒に「On the Sunny Side of the Street」を口ずさむぐらいはしてもらいたい。彼女の歌を聴きたい!私のお気に入り、ベリーも久しぶりに登場するようだ。

「るい」は腹落ちした

 それから、勇ちゃん(足袋良かったね)が探しておくと言っていた豆腐屋のきぬちゃんはどうなったのだろう。その後、勇ちゃんが出てくるたびに「きぬちゃんは?」と気になっていたのだが・・・このままだと出てこないのか。

 というのは、やはり雪衣さんの最期の告白だけで、きぬちゃんの助けを得なくても「るい」はしっかり腹落ちしたのだろうなと思ったから。

 雪衣に対して、もう自分を責めるなと向けた「みんな、間違うんです」という言葉は、るいが「自分も間違った」と受け止めたからこそ出た言葉だろう。謝らなきゃいけないのは私だ、とジョーにも吐露していたし。

 「I hate you」は、もうちょっと丁寧に仕込みをしないと子どもがいきなりhateなんて口にするのは唐突だよなあと思っていた。どこで習ったの?という重い言葉だから。それを子どもの「るい」に言わせるからには、おそらく「I love you」に反転させての大団円につなげるのではないか?と思っていたので、やっぱりそうなのだろう。

 予告でのI love you は「るい」の声に聞こえた。せめてその言葉をもらわないと、子どもを捨てたという大きすぎる負い目を背負っている安子=アニーが、そう簡単に「はい、安子ですよ」と帰れるわけもない。

 「ひなた」の力も借りて、3人がかりでしこりを解きほぐすラストになるのだろう。

個人的に、大叔母のこと

 それにしても、アニーの姿を見ると、1922年生まれの夫の大叔母を思い出す。安子よりも3歳年上、生きていたら今年で100歳になっていた彼女は、日系2世としてアメリカで生まれ育ち、戦中に日本に来たのが12歳の時。言葉も分からない中、苦労して日本の学校に通ったそうだ。

 私の知る大叔母は、1990年前後の、既にアメリカ人の夫とあちらで家族を持ち暮らしている状況だったので、完全に日系アメリカ人の姿に戻っていたのだけれど、それがドラマの中のアニーとそっくり。もう少し大ぶりのピンクのメガネだったら、誰か、大叔母の写真を資料としてNHKに提供したのかしらと思うぐらいだ。とても懐かしい。

 当時、赤いトヨタのスープラを颯爽と運転していた。70超で、スープラですよ!運転手に若い女性を期待しているらしい皆さんの前で車から降りて「こんなおばあさんでゴメンナサイ」とニッコリ笑ってあげたのよ、などと話していた。格好良かった。

 達筆すぎて読めない和文のお手紙を書きこなし、日本語に苦労しながら英語交じりで私とは会話してくださった。大叔母は感激屋さんで日本語で話していてもよくoh!oh!と挟んでいたが、それ以外はアニーは大叔母と本当によく似ている。アニーがまとう赤いコートが、大叔母のスープラと重なった。

「ひなた」はサブキャラなのか

 赤は主役であるヒロインカラーのように感じるので、真っ赤なコートはその点でもアニーはただ者じゃない、初代ヒロインの安子だと感じさせる。娘を大切に思う小しずさんが、安子に編んだベストは赤だった。

 しかし、3代目ヒロインなのに、ひなたはどうだろう。あまり赤のイメージは無い。子どもの頃の吊りスカートは赤だったけれど・・・。母の「るい」が、おとなしく心を閉ざした設定だった頃から暗い色の服装に終始せず、要所で赤を効かせたヒロインらしい服装をしているのに。

 雪衣さんと勇ちゃんの再登場の仕方を思うに、幼少期の「るい」は心理的に自縄自縛に陥っていただけで大切には育てられた様子。怯むことなく、誰に譲るでもなくヒロインとして赤を身に着けてきたようだ。最初は「こんなに心を閉ざしている人がグレーとか紺でもなく赤い靴下なんか履くんだな」と違和感を覚えたけれど、設定としてなるほどだった。

 ひなたはテーマカラーが名前にちなんだ黄色なのだろうか?母「るい」と並ぶとぼんやりして、サブキャラ感が漂ってしまうなあと思っていた。赤いコートの安子、舞台では強さのある黒でビシッと決めて額も出しているらしい「るい」、ひなたは天使の白? 終幕を飾る三者三様のヒロインの装いも楽しみにしている。

藤本脚本、まだ油断ならない?

 そうだった、岡山に再建されている「たちばな」は? それが最後まで取ってある謎なのか・・・できればきぬちゃんの消息がらみで解き明かしてほしいが、どうなるか。

 ということで、今期も毎朝しっかり見た上に、ブログでも毎週のように取り上げている始末。私も雪衣さんほどではないが朝ドラ好き、藤本有紀脚本に引っ張られて「してやられた」ということだろう。視聴者の興味を離さない細かい仕込みは、絶対オタク気質なんだろうなあ。

 ただ、少し心配もまだある。予断を許さないと思いつつ同じ藤本脚本の「ちりとてちん」は女流落語家の喜代美のストーリーをとても面白く熱中して見ていたのだけれど、最後は「おかあちゃんのようになりたい」で締めくくられてしまったのが「えー!」とかなり残念、正直がっかり。熱も冷めたのだった。

 今作「カムカムエヴリバディ」の最終回は2025年。どうなるだろう。第三次世界大戦勃発でロシアによる核攻撃によりアメリカと日本を含めた地球の半分が消滅しているなどといった飛躍までは受け止めきれないが、あり得ないとも言えない現在、できれば期待を裏切らない嬉しい方向で着地してほしい。

 どんなエンディングなのか、あと1週間見守りたい。