黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました。大河ドラマが好き。

にゃんこはエンジョイ

今日は、職人さんが来ていた。珪藻土をウォーキングクローゼットにしている6畳間の天井に塗るのだ。壁の珪藻土も今日は剥がしたので、そちらも塗る。少し前にはマンション管理組合にも申請を出し、ご近所には小さなお菓子を持ってごあいさつに行き、昨日からはエレベーターから何から養生シートが貼られて、結構な大ごとになっている。父の一周忌の前日、16日までドタバタだ。

このウォーキングクローゼットは一番北にあり、そこだけ突き出ているからか冬はとても寒い。だから物置扱いなのだが、逆に夏はとても涼しいので、夏の間、暑がりの夫はここで寝ている。

その部屋の天井に、ひび割れを見つけたのは先月の夜。「なんだこれ、やばいんじゃないの」と夫にはひび割れの真下に頭を置いて寝ないように言ったが、なんと翌日、昼に出かけて家に戻ったら、天井の珪藻土が大々的に崩落していた。

面倒くさそうに「えー大丈夫でしょ」と反応していた夫だったが、「寝てる間に落ちなくて良かった、大ケガするところだった」と真っ青。すぐに施工業者と共に、古い友人の建築士に泣きついて来てもらったところ、「あー、これシーラーをちゃんと塗ってないね」とのことで、手抜きだと業者も認めての珪藻土塗り直しとなったのだ。

他の部屋も天井から全部落ちてくるのかと身構えたが、業者と友人の建築士がチェックしてくれ、「それは無さそう、大丈夫」と。そうだった、この北の部屋だけは他の部屋とは施工が違い、スケルトンでのリフォームはせず、以前の部屋のままのカーペットだし、壁や天井も、以前の状態を活かして珪藻土を上塗りしたものだった。

大丈夫とプロに言われれば、素人は信じるほかない。

しかし、ホントに勘弁してほしい。ウォーキングクローゼットにはうちの衣類が全部入っている。落ちてきた白い珪藻土を浴びて、カバーが掛けてある服はともかく、全部洗濯しなおしだ。クリーニング代を請求したいが、自分で洗濯しちゃってるのはどうなるのかとか、面倒で業者にはまだ何も言っていない。

衣類や窓のシェードも外して、北の部屋の荷物を全部リビングに移しての作業になるので、今はリビングが服で一杯。そして、北の部屋のウォーキングクローゼットはバストイレに直結した作りにしたものだから、作業中、水回りが使えない。これは痛い。

そして問題は猫だ。職人さんが来て、朝から自分のテリトリーをいじって闊歩している訳だから、本当に落ち着かない。

うちは室内にはドアらしいドアが1つくらいしかない空間になっている。だから、そのドアを職人さんには厳重に閉めてもらった上で、何とか作業スペースに入り込まないよう、私がリビングで見張っている格好。が、「すみませーん」と呼ばれて私が作業スペースに行くと、いつの間にか猫まで一緒に来てしまっているのだ。

えー、どうやって?!色々と仕掛けをしてリビングから出られないようにしたはずなのに。

猫専用の通用口というか窓には、ファイルケースを置いて通せんぼ。リビングから書斎に通じる場所には、マットを立てかけてイスなどで固定。キッチンからリビングに開いているカウンターの窓が曲者だが、そこにも書類の入った箱を置いたりして、万全のはずだった。

どうやら、こちらよりも全然賢いということなんだろう、お手上げだ。そのたびに抱っこしてリビングへと退場させるが、戻ってくるから仕方ない。説明も一緒に聞こうね。

その後、いつものケージで寝ていないので探してみると、今日のうちの天使は、リビング隅に積みあがった衣装ケースのてっぺんでお休みだった。なんかエンジョイしてるなあ。職人さんが帰ったら、また各所の点検で忙しいんだろう。