黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました。大河ドラマが好き。

「カムカムエヴリバディ」安子、英語がうますぎる

ロバートと再婚か or 稔さん生存の夢想

 NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で、とうとう米軍のロバート・ローズウッドが先週登場した。公式サイトの登場人物紹介でも最後だけれどちゃんと出ていたから、ただ者ではないことはわかっていたけれど、そうか・・・。

 写真をまず見て思ったのが、稔さんと面差しが似ていませんか?ということ。何となく、作りが似てますよね?

 それで、ロバートが若くして妻を亡くしているという設定を知り、ああもう、やっぱりそうなのか・・・と思った。それも、安子と写し鏡のよう。

 日本に来た運命は上官命令のせいじゃなく、妻の差し金だと言っていたし、安子の場合も稔さんが居なければ英語と出会うこともなかったでしょ?と。今日(14日)の放送でも、英語の勉強を続けて、どこか思いもよらぬところに連れて行ってくれますよ的なことを・・・意味深な予言だった。

 どう考えても、ロバートは安子の再婚相手だろう。それで安子は娘・るいを置いてアメリカに渡るのだろう。

 でも、何をどうやったら説得力ある渡米理由になるのか、そこら辺はドラマを見て脚本家・藤本有紀さんの腕を楽しみにしたい。

 単に、稔さん似のロバートと恋に落ちるというのだけでは、この短期間に無理じゃないかというか、視聴者が納得できない気がするんだけどな・・・。ただ単にフォーリンラブでは、るい+稔さんへの気持ちの方が勝るのでは?と思うから。

 るいは「雉真の子じゃから」ということでアメリカなんぞには連れていけないだろうし。普通に考えたら、るいを守り育てていくために安子は恋など諦めるだろう。だから、雉真家にいられないような何らかの理由が、安子に出来するのではないだろうか。

 それが、勇ちゃんの恋心に応えられないから・・・というのだったら勇ちゃん、ここまで安子を支えてきたのだから可哀そうだなあ。

 それとも、これは反則かもしれないけれど、実は稔さんがアメリカの地で生きているって設定はどうだろう? それを知らされた安子が、渡米を決意するっていうのなら「そりゃそうだ」「るいちゃん、つらいけどお母さん仕方ないよ」と納得と共に涙できる気がする。

 英語ができる稔さんが、戦闘中にどこかで捕虜になる➡「お、こいつは通訳として使えるな」と通訳をやらされる➡そのうち、機密にも触れてしまった➡日本にこのまま返すわけにはいかなくなる➡アメリカ人として生きるなら、命は助けてやると言われる➡稔さんがアメリカ人に!

 それで、チャンスを得て安子のことも迎えていいと言われるが、るいの誕生は知らないので手続きができなかったから連れて行けない・・・という運びはどうでしょうね!

 まったくの希望的夢想になるかな・・・やっぱり、ロバートとの再婚説が普通かな。

「安子の英語が覚醒しました」

 先週のロバートとの安子の会話はほぼ英語だったが、心情を夢中で吐露する場面での安子の英語!「なんで急に?」と思うほど、上達していた。

 そういえば、ロバートが再度話しかけてきたそもそもの疑問も、どうして安子がそんなに英語ができるのか?だったが、それも頷けるほどのスキルだった。

 不肖私、見事に錆びつかせ放題ではあるものの、これでも30年以上前にアメリカの大学を卒業しており、一応、英語を理解する。安子は最初はおずおずと喋り始め、「The war destroyed everything」ぐらいまではそこそこだったのに、そこからギアがくいっと上がった。それ以降「all the knowledges (that) he acquired」あたりまで「いやいや、うますぎるでしょー」という英語で、思わずそのシーンを聞き直した。

 「土曜スタジオパーク」でも、当の安子役の上白石萌音さんが「安子の英語は覚醒しました」と言っていたので、演じていたご本人もその感覚はお持ちだったようだ。

 いや~、錆びつかせた英語を誇る私としては、涙を流して嗚咽しながらだったら英語にならずに日本語になっちゃうよな・・・ロバートもパニックになると日本語で話せないって言っていた通り。

 安子は思いのほか冷静だったのか? 気持ちを訴えようと一生懸命だったのか。言っている内容はロバートに対して八つ当たり気味で、気になるところもあったけれど。

 うますぎる!と思ったのは私だけではなかったようで、こんな記事を昨日見つけた。

www.sponichi.co.jp

 終戦直後の場面だけに安子の英会話力の高さに違和感を覚える視聴者もいるだろうが、二見氏は「英語指導の先生に聞くと、ラジオ英語講座を毎日聴けば、そのくらいのレベルに達することもあるようだ。このドラマの展開が早いため、『なぜ、安子はこんなにペラペラなのだろう』と思う人がいるかもしれないが、見ていただいている方々もラジオ英語講座を長く聴き続けると、そのくらいになれるかもしれないという希望を込めて演出した」と話す。 

 夢があると言えば、夢がある話・・・「私もラジオ講座を聴こうかな?」と誘引する意図があるのだったら、すごい。私もしてやられて、早速聴いたのがコチラ。

ラジオで!カムカムエヴリバディ

NHKラジオ第2放送:月~水 午前10:30~10:45 再放送:月~水 午後3:45~4:00/土 午後9:00~9:45(3回まとめて)

 NHK+で本編ドラマを見ていたら、その下に「おしらせ 劇中ラジオ講座を主人公たちと一緒に学びませんか?「ラジオで!カムカムエヴリバディ」はこちら」という表示があり、そちらから聴くことができた。

 ちゃんと聴いてみようかな・・・分厚い錆を、少しでも落とせるか。

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