クロスケの髭が、なぜここに?
明けましておめでとうございます。昨年の正月は能登地震や航空機事故があったりでショッキングな年明けだったが、個人的にもコロナを貰って発症したのが1/1、翌1/2には救急車で運ばれる事態になったので、今年は穏やかな正月になってほしいと願っている。(ついでに、11月にも救急車。年に2回は初、もうやめたい。)
さて、このブログ。タイトル「黒猫の額:ペットロス日記」にはイマイチ合わない、NHKの大河ドラマのことばかり書くのが最近は常のことになっている。ペットロスの私の一番の慰めになっているのが大河ドラマなのだから良いんだ!とも思うけれど、たまには猫話も書こうと思う。
少し前の話だ。たぶん12/26~27前後だと思うが、その頃になってようやく年賀状印刷を終え、いざ書き始めようと思った私は、あることにハタと気づいて困った。まだ前年やそれ以前の年賀状が引っ越し荷物の中なので(まだ開けていない段ボール箱が10箱ぐらい残😅)、宛名が書けないのだ。
私の場合、年賀状は忘れそうな漢字を書く貴重な機会だと思っているので、裏はともかく、表の宛名は手書きにしている。パソコン等に住所のデータを残してない関係で、これまでに頂いた年賀状が無いと、書くべき住所が分からないのだ。
それで慌てて残っている段ボール箱を開けて、年賀状の束を探すことになった。
幸い、3~4箱開けて年賀状は見つかり、宛名書きを無事に済ますことができた。その際、年賀状を探す過程で見つかったのが、亡き息子(猫)用に使っていたいくつかの手提げ袋だった。
おお!と思わず手に取って見た。カラフルなベネトンは、息子のタオルやら薬やら、旅行に行くときの息子必携の物をよく入れていた。その袋の内側にある、透明な内ポケットを見たら・・・なんと、亡きクロスケのつやつやとした立派な髭が1本、納められていたのだった。
久しぶりに見た、息子の髭。髭については、集めに集めて筆を作ってもらっていたので、何でこんな分かりやすい所に探索の目からこぼれた髭が見つかるのか、不思議だった。
見つけた時は嬉しくて、帰宅した家族にも喜々として見せた。家族も、おおお!と喜んだ後、私は家族が見ている所で、円形の直径5㎝弱の、チョコレートが入っていた小さな缶に髭を大事に入れ、その丸い缶を、長方形の大き目の缶の中に入れてしまっておいた。
繰り返すが、家族もそれを見ていた。
大晦日の大掃除中、なぜここに?
そして、大晦日を迎え、朝からの大掃除でトイレ担当の私は、念入りに掃除をしていた。トイレ部屋全体のホコリ落しをしてから、手袋をしてトイレと手洗いに洗剤をかけてお掃除。ここまではトイレのドアを閉めたままで、最後に床を拭き掃除する時になってドアを開けた。
そしたら・・・ドアを開けたら、目の前の廊下の床に、クロスケのあの髭が落ちていたのだった。
ええええええええ!なんでなんで、あんなにしっかり缶の中に二重にしまったのに?まるで、生前のクロスケが、トイレ中の私を外で待ち構えているポジション。そんなところになぜ、しっかりしまった髭が?
そんな悪戯をする人ではないと知りながら、一応家族に髭がここに落ちてるのだけど・・・と告げてみたら、家族もええええええええええええ!と大ビックリ。それで、一緒に缶を開けて中を確認した。
缶の中からは、髭が無くなっていた。代わりのように、1本長めのクロスケの黒い毛が入っていた。そんなの入ってなかったのに!
こんな不思議があるのか・・・💦どう考えても、通常では説明がつかない。家族も証人、私の思い違いじゃない。
結論としてはこれしかない。「つまり、クロスケが居るってことだよ。ちゃんと引っ越し先についてきているってことだ」と。それで、私のトイレが長いと思って、心配して出てくるのを待ちかねていたんだね。
猫は家に付くと言うから、東京のマンションに息子を置いてきちゃったかとちょっと気がかりだった。9/26の引き渡しで最後にマンションを出る時、心の中で「クロスケ、行くよ!しっかり付いてきて」と声を掛けたのだが、ちゃんと分かってたね。
良かった、これで安心して伊豆暮らしが楽しめそうだ。思ってもみない、良い2024年の締めくくりだった。😻