黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました。大河ドラマが好き。

【光る君へ】#33 藤式部まひろ宮中で華々しく作家生活スタート。道長、彰子を照らす光に

まるで平安版「プラダを着た悪魔」、高級女官の生活を垣間見

 NHK大河ドラマ「光る君へ」第33回「式部誕生」が9/1に放送された。大河ドラマの33回と言えば、「おんな城主直虎」の高橋一生の名演が否応なしに頭に浮かぶ。毎年、大体が節目となる大事な回だと思うが、今作ではとうとう(やっとのこと?)帝に認められ、まひろが宮中作家として華々しいデビューを飾った。

 では、公式サイトからあらすじを引用する。

(33)式部誕生

初回放送日:2024年9月1日

道長(柄本佑)に頼まれ、まひろ(吉高由里子)は彰子(見上愛)が暮らす藤壺に住み込みで働き始める。まひろは早速、物語の続きを書こうとするも、宮中での暮らしに慣れず、思うように筆は進まない。悩んだまひろは、道長の反対を押し切り、家に戻って執筆することに。この頃、一条天皇(塩野瑛久)の命で除目の儀に復帰した伊周(三浦翔平)が不穏な動きを見せ始めていた。数ヶ月後、書き進めた物語を持って藤壺を訪ねると…。((33)式部誕生 - 大河ドラマ「光る君へ」 - NHK

 今回のドラマで印象的だったのは、まひろが出仕した藤壺の女房たちの生活の一端が、ドローンで見るように映像化されていたことだ。

 空中からは女房の局の仕組みが一瞬だったけれど(もうちょっとゆっくりしっかり見せてほしい)どうなっているかが、皆様のあられもない寝姿や寝言、いびきと共に拝見できた。男君と何処かへ去っていく女房もいた。

 夜遅くまで執筆してから寝ようとしたまひろは、思うように眠れずに天を仰ぐの図だった。

 また、平安期の高級女官方の、女童に手伝わせて顔を拭ったり髪を梳かせたりの身支度の様子も面白かった。映画「プラダを着た悪魔」の冒頭のように、こういう垣間見はメイキングを見ているようで楽しい。いつもの出来上がりのお美しい状態で拝見できるのも目の保養に違いないのだけれども、「ああ、こーなってるのね」と、高級女官らも人間だと思った。

 まひろの幼少期にも、蒙求を諳んじながら床の拭き掃除をするシーンがあったが、キャラの生活者としての一面が見えてくるとドラマにも奥行きを与えるものだ。(まあ、だからと言って、リアルでのインタビュー時に女と見れば皿洗いをすぐさせたがるテレビ業界のやり方はどうかと思うんだけどね。)

 そして、まひろに与えられた藤壺の仕事部屋。「几帳で仕切られた8畳間ほどの局」と副音声が言っていた。道長から下賜された越前紙らしい青い包みが棚に置かれ、文机の上等な硯には三日月が彫られ(やっぱり月)、筆置きは牛車のような細工物(牛抜き)だった。すてきだ。

 宮の宣旨は「左大臣様と北の方様のお計らいと心得よ」と言ったが、三日月を硯にあしらうことについて、道長は倫子様にどう説明したのか・・・道長が職人に直接指示したのか?

 しかし、あんな布類に仕切られただけだもの、局は騒々しい。目の前の廊下を行く女童は何かを落とし、誰かに叱られていた。溜息。周囲の物音に気が散る。ここで集中して物語を書けと言われたまひろが頭を抱えるのも分かる。

 が、見方を変えればかえって面白いはず。ネタの宝庫だもの。

 まひろは、廊下から気楽に顔を出した中納言公任や中宮大夫斉信を、ウン十年ぶりに返り討ちにした。

まひろ:私のような地味でつまらぬ女は、己の才を頼みとするしかございませぬ。左大臣様のお心に適うよう、精一杯励みます。フフフ。

 昔、打毬を見に行って「地味でつまらない女」と陰口を叩かれ、それを耳にしていたのをここで!しっかり言い返したところが、弟くん惟規にも指摘されていた「根に持つ」彼女らしいところだ。

 公任らが局を去ったあと、まひろはすぐに「打毬」「雨」「受領」「片かどもなき人(少しの取り柄もない人)」と紙に書き付けていた。なるほど、次の「雨夜の品定め」の構想が膨らんだ様子だ。

 夜は集中できる。そうなると、ついつい夜更かしになる。暗い中、遅くまでかかってまひろは「桐壺」の最後の部分を書き上げた。ドラマのタイトルにも通じる「光る君」と、高麗人が名付けたという物語主人公の名のいわれの部分だ。

 書き上がり、それまでは気にもならなかったであろう前述の先輩女房たちのいびきや寝言が、改めて耳に入ってきたんだろうなあ。それで寝られなくなったわけだが、それは斉信が「室礼、座次、その他一切、抜かりなきように支度せよ」と、大仰に指示していた年明け恒例の中宮大饗前夜だったから、さあ大変。

 公卿らが中宮に拝礼し、それに対して中宮から禄が下賜され、宴が行われるという皆が大忙しのこの日にまひろは寝坊し、嫌味を言われることになった。

左衛門の内侍:藤式部ったら、昨夜は遅くまで何をしていらしたの?

馬の中将の君:誰ぞのおみ足でもお揉みにいらしたのではないの?

 その時の先輩女房の嫌味「足をお揉みする」に、夜伽という裏の意味があるとは、何とまあ・・・あんまのプロからしたら失礼な話だ。確かに光源氏が侍女に脚を揉んでくれと言う場面が源氏物語にあったような気がするが、そういうことだったとは・・・と今さら納得した。

 身近にあるネタは、逃さず物語に書いたわけだ。でも何でも書かれちゃって、周りにいる人たちはたまらないね、面白いけどね。帝が目を通すのだし、これは自分がどう書かれているかチェックせずにいられないだろう。

やっぱり帰って書きたい・・・わかる!

 集中しない事には物語が書けない。その気持ちは私でさえ分かるよ、何か思いついたら書かないと私の場合、忘れちゃうから。まひろ先生とは意味が違うか。

 まひろは、道長に直談判した。

まひろ:ここでは落ち着いて物語を書くことができませぬ。里に戻って書きとうございます。どうかお許しくださいませ。

道長:局まで与えたのに、なぜ書けぬのだ。

まひろ:皆様忙しく立ち働いておられますのに、私だけのんびりと筆を弄んでいるのが何だか・・・。

道長:書くことが己の使命であると申したではないか。

まひろ:そうなのでございますが・・・。

道長:内裏での様々な事を見聞きし、物語の糧にするとも申しておった。

まひろ:そうなのでございますが、ここは気が散りますし、夜も眠れませぬ。

道長:なぜ眠れぬ。(まひろ、言い淀む)ならば、別に寝所を用意してやろう。

まひろ:それは、皆様のお気持ちもありますので、お許しくださいませ。どうか里に。

道長:ならぬ!(まひろのそばに座り直す)帝は、続きが出来たらお前に会いたいと仰せだ。お前の才で、帝を藤壺に。頼む。

まひろ:(横に置いてあった原稿を道長に渡して)これは、帝にお渡しした物を手直しし、続きを書き足したものにございます。この巻はこれで終わりでございます。この先の巻は、里に帰って書きたく思います。もう頭の中では出来ておりますので。

道長:帰ることは許さぬ。お前は、我が最後の一手なのだ。

まひろ:物語は書きたい気持ちの時に書かねば勢いを失います。私は今すぐ書きたいのでございます。

道長:藤壺で書け!・・・書いてくれ。このとおりだ。(頭を深々と下げる)

まひろ:道長様・・・ああ・・・私が書くものに真にそのような力があるのでございましょうか?これが、真に帝のお心をお惹きつけできると道長様はお思いですの?

道長:(頭を下げたまま)分からぬ。(やや頭を上げて)されど、俺にはこれしかないのだ。(まひろを見る)賭けなのだ。

まひろ:(悲しそうな目)賭けに負けたら、どうなさいますの?私はどうなりますの?お役御免、無用の身となりましょうか。

道長:そのようなことはない。

まひろ:真でございますか。(気弱)

道長:ああ。

まひろ:(声を整えて)物語を書きたいという気持ちに偽りはございませぬ。里で続きは書きます。そして、必ずお持ちいたします。(道長、脱力)

 すごいよね、まひろ。時の権力者の意向を完全無視!強いなー。創作に対する意欲の表れというか、生半可なものを書きたくない、創作物に対する誠実さみたいなもので道長を押し切ったと言うべきか。

 でも、ここまでオオゴトな話なのだと道長に深々と頭を下げられて思い知って怖くもなった様子だった。が、それでも揺るがないのが強い。

 道長もさ・・・用意するべきはまひろの新しい寝所じゃなくて、仕事場じゃないの?廊下に面している局じゃなくて、塗籠の中の一角とかスペースを作れないのだろうか。その方が、カンヅメになれて集中できそうだよ。

 道長がまひろの頑固な抵抗にとうとう根負けしたのも「とにかく書いてもらわなきゃ」の立場だから。首に縄をつけてでも書かせるみたいな手荒なことはできない、豹変しないホワイトタイプ道長で良かった。

 まひろは、ちゃんと続きを書いて内裏に戻って来たが、帰宅時の家の皆の反応が面白かった。

いと:追い出されたのでございますね!

惟規:涙で別れてまだ8日目だよ。

乙丸:8日もご苦労なさったのですね。おいたわしい・・・。

 いじめられたと皆思っている。惟規はストレートに「いじめられたの?」と聞いてきた。まひろは書き物が捗らないだけなんだけどね。帰って、まさに水を得た魚のように生き生きと筆を滑らせるのも、吉高由里子は板について右手でスラスラ。本当に左利きなのか。努力の賜物だ。

まひろ、彰子のために物語を語る

 そうして宿下がりして筆が進み、めでたく続きを面白く書き、まひろが再出仕した。いとは話を聞いて「そのような下品な殿御たちのお話、帝がお喜びになりますでしょうか」と反応していたから、さっそく公任らをネタに、雨夜の品定めをまひろは書いたらしい。

 まひろはまず藤壺に上がり、女房らの嫌味「辞めたんじゃないの?」「遊びに来ただけじゃない?」を背中で聞いて、彰子にご挨拶。

まひろ:帝にお見せする物語が少し進みましたので、左大臣様にお渡しに参りました。

中宮彰子:帝がお読みになるもの、私も読みたい。

まひろ:えっ。

彰子:帝がお気に召された物語を知りたい。

まひろ:これは続きでございますので・・・では、これまでのところを手短かにお話いたします。

 ・・・帝は、忘れ形見の皇子を宮中に呼び寄せて可愛がられますが、この皇子が、物語の主となります。皇子は、それは美しく賢く、笛もご堪能でした。

彰子:帝みたい。

まひろ:まことに。

彰子:その皇子の名は?

まひろ:あまりにも美しかったので、光る君と呼ばれました。

彰子:光る君・・・その皇子は、何をするの?

まひろ:何をさせてあげましょう。

彰子:ん~・・・。

 この会話に先立ち、彰子にはちゃんとご意志があると、まひろは弟惟規にムキになって答えていたことがあった。中宮はうつけなのかと聞かれてのことだった。

まひろ:うつけではありません。奥ゆかしいだけ!ご意志はしっかりおありになるわ。

 涙の別れからまだ8日目で帰ってきたと惟規は言っていたから、まひろと彰子の主従関係は、その頃まだ始まったばかり。それでも、そんなにムキになれるくらい中宮様に心惹かれる出来事が、宿下がり前にまひろと彰子との間に起きていただろうかと不思議な思いがしていたのだが・・・。

 宿下がり前は、中宮大饗の時に横顔を見たくらい。道長と同じ系統の眉毛だな、あの人の娘なんだな、とキュンとなってたか?

 だから、彰子が、まひろに寒くないかと問われて「私は冬が好き」「空の色も好き」と、唐突に言ってみようと思ったのも何故心が動いたのだろうと思っていた。道長のDNAがそうさせたのかなとか。

 まひろが「中宮様は、お召しになっておられる薄紅色がお好きなのかと思っておりました」と言ったところ、「私が好きなのは青、空のような」と返ってきた。

 左衛門の内侍(この人、かわいそうに悪役キャラなのね)ら他の女房については、中宮様のお為と決めつけて指図するばかりで、彰子は実は辟易していたのかもしれない。が、赤染衛門もそうだったのか?まひろにできそうな、相手を慮って意向を尊重するコミュニケーションは、彼女もできそうなものだけれど。

 とにかく、彰子の側に、何かまひろの可能性を信じたくなるものがあったらしい。それが、帝を惹きつけた物語のおかげで「私も知りたい」と、彰子の心の扉がさらに広がったようだった。

 定子と清少納言のように劇的に激しく強まった絆とは異なり、このドラマの彰子とまひろの間には、静かにつながりが育まれていくのだろう。

檜扇のあの絵は!感激

 道長に物語の続きを提出した際に、まひろはこう言って道長を喜ばせた。

まひろ:これまでワガママを申しましたが、お許しいただけるなら、改めて藤壺で中宮様の御為に力を尽くしたいと存じます。

道長:まことか!ありがたいことだが・・・どうしたのだ?よく気の変わるおなごだな。

まひろ:(少し前に進み出て、小声で)中宮様のお好きな色は、空の青らしゅうございます。

道長:青?

まひろ:はい。中宮様のお心の中には、表に出てこないお言葉が沢山潜んでおるのやもしれませぬ。中宮様と、もっとお話ししたいと存じました。

道長:(頬を緩め、うなずく)

 そして、物語のお陰で藤壺に一条帝がお渡りに。ここは、まひろにとって色々と留飲の下がる、まさに誉のスッキリポイントだったに違いない。公任らに嫌味返しを20年ぶりに果たしたのとは違う。

 一条帝は変わった。座に就いてまず「彰子、変わりはないか」と声を掛けた。彰子は相変わらず無言で頭を下げるばかりだったが、2人の間の空気は確かに違う感触がある。火事で手を取り合って逃げて以来なんだね。

一条帝:藤原為時の娘まひろであったか?久しいのう。「高者 未だ必ずしも賢ならず。下者 未だ必ずしも愚ならず」朕の政に堂々と考えを述べ立てるおなごは亡き女院様以外にはおらなんだゆえ、よく覚えておる。

まひろ:恐れ多いことにございます。

一条帝:光る君とは、敦康か?

まひろ:ないしょにございます。

一条帝:あの書きぶりは朕を難じておると思い、腹が立った。されど次第にそなたの物語が朕の心に染み入ってきた。まことに不思議なことであった。

まひろ:は・・・。

一条帝:朕のみが読むには惜しい。皆に読ませたい。

まひろ:はい。物語は女子供だけのものではございませぬ。

(道長がまひろに目を向ける。うつむいていた彰子も、そっとまひろを見る。まひろが彰子を見る)

 中宮様にも、お読みいただければこの上なき誉に存じます。

(ささやかに顔がほころぶ彰子を、一条帝が静かに見ている)

 これは・・・✨帝と彰子を結び付けるお役目を、立派に果たしているようだね、まひろの物語は。これに対して、道長が用意していた贈り物が感激だった。

 道長は「褒美である。これからもよろしく頼む」と言って、黒塗りの細長い箱を残してまひろの局を去った。

 箱の中身は、檜扇。描かれていたのは、ふたりが出会った時の、かつての幼い三郎(道長)とまひろの姿、そして飛ぶ小鳥だ。まひろの着物の蝶々柄までしっかり描き込まれていて、どんだけまひろのことをしっかり見ていたの!三郎!と驚くべき再現度だった。

 これを道長は絵師に指示して描かせたわけだよね・・・おお。発注はいつ頃?宿下がりを強硬に押し切られた頃だろうか。出会いに思いを馳せ、「あいつを宮中に押し込めようとしても無理だ」と思ったかな。

回想のまひろ:鳥が逃げてしまったの。大切に飼っていた鳥が。

回想の三郎:鳥を鳥籠で飼うのが間違いだ。自在に空を飛んでこそ鳥だ。

 自在に想像の翼を広げて物語を書くまひろを応援するにふさわしい、愛あるサプライズプレゼントだった。まひろも胸に押し頂いていたね。

 そうなんだよなあ、初恋の2人なんだもの・・・倫子様ファンとしては困ってしまうよ。

ホワイトすぎるか、正義の道長

 ここで感激のまま終わろうと思ったけど、ドラマで出てきた政についてもやっぱり少し触れておく。蛇足だけど。

 道長は、この物語ではかなりホワイトに描かれている。今回、

  • 武力による力争いを許しては、瞬く間に戦乱の世となってしまう
  • そういう者を国守とすれば、どの国の国守も、やがては武力に物を言わせようとする
  • 全ては、些細な事から始まるのだ

・・・と陣定で熱弁を振るい、帝に対しても、

道長:お上に初めて申し上げます。今は、寺や神社すらも武具を蓄え、武力で土地を取り合う世となりつつあるのでございます。加えて、この先国司となるような者たちが弓矢を専らとするようになればいかが相成りましょうか。やがては朝廷を蔑ろにする者が出て参らぬとも限りませぬ。そうなれば、血で血を洗う世となりましょう。そうならぬように世を導くのが正しき政。お上の御為、この国のためを思えばこそ、敢えて申し上げております。

 このように、シビリアンコントロールの大切さを説いていた。カッコいいね~。

 現代の政治家のような感覚をお持ちな道長だが、このエピソードも史実らしい。後の武士の台頭を危惧するようなお話で、隆家はむしろ朝廷も武力を持つことを考えるべきだろうとの口ぶりだったね。(後々のことを考えると彼らしい。伏線かな。)

 朝廷にはまだ、小規模な「滝口の武士」ぐらいしかなく、「北面の武士」「西面の武士」の創設は後の世のことだ。

【北面の武士・西面の武士・滝口の武者の違い】簡単にわかりやすく解説! | 日本史事典.com|受験生のための日本史ポータルサイト

 話題に上った平維衡(平維衡 - Wikipedia)は、ウィキペディア先生によれば平貞盛の四男というじゃないか。読んでみたら、彼、かなり行いは悪どそうだ。

 貞盛は、懐かしの傑作大河「風と雲と虹と」では山口崇が演じた。加藤剛演じる真っ直ぐな平将門の、ズルいいとこだった。維衡は伊勢平氏の祖、そして平清盛の先祖とか。平将門の乱では朝廷も冷や汗をかいただろうから、道長がその例を思い出してピリつくのも当然だったか。

 ただ、史実の道長にとって本当の問題は、彰子にまだ皇子が産まれぬ中、一条帝が当時寵愛していた女御元子の父・右大臣顕光の元々の家人(維衡)を、帝が推したことだったらしい、「かしまし歴史チャンネル」きりゅうさんによると。

youtu.be

 元子に皇子が生まれるかもしれず、平維衡の伊勢守任官は、顕光側の勢力を拡大させるようなもの。となると、シビリアンコントロールの話じゃなくて、道長と顕光との権力闘争の話と理解すべきとなるね。

 でもまあ、このドラマの顕光は殊の外ボンクラ扱いだし。ドラマの道長は、まひろラブのホワイトでずっといてくれればいいんだよね。

 さて、奈良から強訴に来たらしい怖そうなお坊様にも、邸に火を点けると言われて「やってみよ」と道長も強気だったけど、次回、どう対応するんだろう。

(ほぼ敬称略)