黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました

「鎌倉殿」伊豆の国市に行きたい

拾い物だった「青天を衝け」

 2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まった。

 その前に、たったの41回で終わってしまって冷遇された感の拭えない前年の「青天を衝け」は、期待以上の面白さで楽しませてくれた拾い物だった。今や、渋沢栄一の名は全国に知れ渡っただろう。1万円札になるのも当たり前だね、と渋沢の超人・偉人ぶりを見て多くの人が思っただろう。

 その90年の人生を、若い頃を中心にコンパクトにまとめて見せてもらったのだったが、壮年期以降ももっとじっくり見たかった。

 「愉快に働け」「仁者に敵なし」等々、さすがに心に残った名言も多かった。きっと大河ドラマ館的な物は終わってしまっただろうけれど、コロナが落ち着いたら王子や深谷もゆっくり行ってみたいものだ。

 そうそう、板橋にも渋沢の大きな銅像があった。旧東京養育院の敷地内に建てられたものだったとは、昔見た時には「なぜここに?」と思うばかりだったので、今回ドラマで謎が解けた。また行ってみたい。

 栄一の静岡藩での活躍や、子どもたち含む家族の話など、もっと掘り下げていたらさらに面白かっただろう部分が確実にあったので、本当はオリパラで削られた分をNHKには何とか手当してほしかった。大森美香さんには、ぜひとも大河ドラマの脚本をまた書いてほしい。

待望の「鎌倉殿の13人」始まる

 さて、「新選組!」「真田丸」ファンの私としては、やっぱり「やった~鎌倉殿が始まった」という喜びは大きい。

 同時代を描いた「草燃える」も懐かしいが、1979年放送というから43年も昔。(えー!)政子の描写に納得できなかったおぼえがあるが、三谷幸喜さんなら当時とは異なった視点で、軽やかにドロドロとした世界を描いてくれるのではないか。

 北条義時を「草燃える」で演じていた松平健が今作では平清盛なんだとか・・・それも楽しみだ。

 冒頭で、馬で逃げる主人公・北条小四郎義時と、タンデムしていた源(元・右兵衛権佐(うひょうえのごんのすけ殿)頼朝・・・というか、冒頭シーンでは姫に見えた訳だけれど、とにかく馬での逃走劇というのは、そのまんま「真田丸」初回での源次郎が徳川方に追われてのシーンのように見えてしまった。

 必死になって逃げる若き日の主人公。無力な存在だったが後には・・・的なのは、確かにドラマチック。そんな描写が三谷さんは好きなのかな?

 先ほど、「青天を衝け」関係の王子や深谷に行きたいと書いたけれど、ドラマの舞台になった歴史的な場所には足を運びたがる癖があり、当然ながら今は静岡県伊豆の国市や神奈川県鎌倉市にも、機会があればまた行きたいと思っている。

何度か温泉に訪問、伊豆の国市

 実は、鎌倉もそうだけれど、伊豆の国市にある関連の旧跡には、何度か訪れたことがある。最後に行ったのはいつだったか・・・ペットOKの温泉宿があり、愛猫というか息子クロスケが元気だった頃、息子の一番のお気に入りだったのだ。

fukuriteiogawaya.com

 他の温泉施設にも泊まりに行ったけれど、息子の意見(?)優先でそこばかり行くようになっていた。

 ホテル設備はそんなに新しいものではないけれど、お掃除が行き届いていた。猫がテレビの裏に入ってしまっても、埃だらけにならない。温泉のお湯も食事も気に入ったし、部屋食OKも猫連れには助かって、行けば連泊、気が向くと何泊もした年もあった。

 人間もリラックスしていたが、クロスケも、かなり神経質な猫なのに、来るたびに到着時から笑えるほどゆったりリラックスしていた。

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 他の宿ではイライラして落ち着かず、夜に寝ないこともあったのに、この宿では、たまに隣室の犬の鳴き声が少々聞こえてくることもあったものの、気にせずよく寝ていた。何がそうさせたのだろう。

 この伊豆の国市の温泉宿に行くときは、猫と家族は宿に残ってのんびりし、私は蛭ケ小島やら願成就院やら、政子の産湯の井戸やら韮山城やら、周辺の源氏・北条氏関連などの史跡を見て歩くのが常だった。砂ぼこりをかぶって延々と道路を歩き、義時夫妻の墓参りに北條寺にもお邪魔した。

 帰り際には仲居さんがたくさんイチゴを買って来てくれて、家でジャムを作ったこともあった。教えてくれた「江間ロール」というロールケーキもお土産に買って帰った。

 この「江間」は、義時の別名「江間小四郎」の江間なんだな・・・と思いながらお店の周囲を眺めた。

守山八幡では鹿とバッタリ

 印象的だったのは、願成就院や北条氏邸跡の近くにあった守山八幡。ここで源頼朝は源氏再興を祈願して挙兵したと聞いていたので絶対に行こうと意気込んで鳥居をくぐり、本殿への長い階段を上った。

 緑の中、人は誰もいなかったけれどハッと視線を感じて階段から目を上げると、野生の鹿が2頭、左前方の階段横の茂みから真っ直ぐ私を見つめていた。階段から数メートルと近い。

 2頭の黒目がキラキラして見えた。「邪魔しちゃってごめん、お参りしたらすぐに帰るからね」と鹿に言い、そのままグングンとスピードを上げて階段を上り本殿へ。祈りを捧げた帰りには、もう鹿の姿は消えていた。

 神鹿、という言葉が浮かび、本当に神の使いの鹿に会えたのかもなあと思った。また行ったら会えるのだろうか。

 息子クロスケの喜ぶ伊豆の国市。クロスケを天国にお返ししてからは1度も行っていない。と言うか、コロナ禍で行けなくなってしまった。あのお宿が今も存続しているといいなあ。撮影チームが逗留していたかな?

 「鎌倉殿」のできれば放送中に、伊豆の国市にはまた行きたいものだ。亡き息子の思い出と共に、温泉に浸りたい。