黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました。大河ドラマが好き。

【どうする家康】#26 狸と狼の化かし合い、絶品海老すくいで切り抜ける

アイドル松潤家康、面目躍如の舞

 NHK大河ドラマ「どうする家康」第26回「ぶらり富士遊覧」が先週7/9に放送され、アイドル松本潤はやっぱり伊達じゃなかったと感嘆するしかないキラキラの「海老すくい」を見せて頂いた。今回はこれが白眉。

 上半身を真っ直ぐに、舞台上にスススと滑るように進み出るブレない姿は、古いけど「徳川慶喜」本木雅弘が禁中で走る姿を思い出した。それでいて腰を曲げて跳ねる時の軽やかさ。よろけそうもないバランスの良さ。上品だな~これは絶品って言うべきでしょう。

 松潤の「嵐」としてのダンスはいつが最後だったのだろう。彼が踊るのはそれ以来じゃないのか。お宝ダンスだったかな。

 それに、後編突入の変化として分かりやすい月代姿。冒頭の、剃られている時の姿も美しい。総髪よりも若返ったような・・・別にファンでもないが、やっぱり家康の中の人・松潤は日本を代表する美形アイドルだったんだと、今更ながら思い知った。

盛りだくさん、スキのない回

 あまり「どう家」に関心がないと言いながら、大河ドラマ好きというか習慣になってしまっている人間(=私)がいるので付き合いで毎週見ている家族は、今回の「ぶらり富士遊覧」が「これまでで一番面白かった」と言った。最後の「信長を殺す」でキュンと来たのかもしれない。

 確かに、表メニューも盛りだくさん。涙の高天神城の皆殺し落城の件(信長の指令通り、降伏を認めず。「おんな城主直虎」の側近・奥山六左衛門役の中の人、田中美央が演じた岡部元信ともお別れ)からの、凛々しい勝頼が討たれる武田家の滅亡(信長長男の信忠にに花を持たせる。眞栄田郷敦はかなり良かったね)が駆け足でなぞられて、そこからの家康自身が「海老すくい」で道化に徹する信長御接待。

 この接待道中を大成功に終わらせ、後に、家康が安土城で信長から饗応を受ける側になる流れがすっきり頭に入った。

 そして、裏メニューとして、妻子を喪った悲劇の後での主君の態度に納得いかない家臣団の葛藤、秀吉からの探り、信長の疑念の深まり、家康の真意「信長を殺す」の吐露でドッキリ。心理劇としてもなかなか隙の無い回だったかも。

 大体、これまでの本能寺の変を描くドラマでは、いきなり家康が安土城でおもてなしを受けている場面で始まり、「なぜ、家康はこんなに信長からおもてなしを受けている訳?光秀がそんなに怒られるぐらい大切なおもてなしなの?」と唐突な印象があった。

 そこで家康が妻子を失った憂いをちょっと視聴者サービスで見せたりするので、信長との同盟を守るために妻子を犠牲にした家康を慰めるため、信長が配慮してのお呼ばれ?・・・なんてドラマを見て思ったりもしていた。

 今作では最近の説に基づいて、はっきり家康は対等な同盟者ではなく長篠の戦以来信長の「家臣」扱いだし、だったら他の家臣団を差し置いて、なんで家康だけおもてなし?・・・の答えに、今回はなっている。

 信長からの不信を払しょくするために、大事な道中だったんだね。これまでの大河でもドーンと派手に見せてくれたら良かった。逆に家康が味わった屈辱感が色濃く出るのだから。

 ただ、於愛の用意した道行の手引書の絵が入るのはそれはそれで面白いとしても、信長家康が味わったであろう地元の名産・食材のアップを次々に見せてくれたら「わあ🎵」ともっと盛り上がれた。それに、ユーチューバーのみなさん絶賛の大井川の舟橋、CGでも再現が難しかったかな・・・ちょっと見たかった。

用心深い信長

 あらすじを公式サイトから引用しよう。

信長(岡田准一)を恨む様子もなく従順に付き従う家康(松本潤)を理解できず、忠勝(山田裕貴)ら家臣の一部は不満を持っていた。そんな中、家康は安土へ戻る道中に信長を接待したいと申し出る。家臣団に於愛(広瀬アリス)や茶屋四郎次郎(中村勘九郎)も加わって富士遊覧の饗応が始まるが、気まぐれな信長に振り回され、計画は思うように進まず・・・。(これまでのあらすじ | 大河ドラマ「どうする家康」 - NHK

 あらすじはそう書くが、「気まぐれな信長」なのか?信長は単に、家康や武田の残党に対し用心していただけかと思った。

 富士山の絶景を見晴らせる場所にゆっくり一人で佇んでいれば、銃や弓矢の格好の的になる。瀬名や信康を惜しみ、信長に対して悔しさをにじませている徳川家臣団に囲まれて湯でリラックス?「できるかー!」と思うだろう。湯が無防備に過ぎることは源義朝や源頼家の例を挙げるまでもない。

 ただ、本能寺とは違い、武田討伐の帰りだから信長の家臣団もそれなりに居ただろう。信長も10日間ぐらいの道中ずっと入浴しない訳にも行かない。「少なくともすぐに俺を殺そうとまでは家康は考えてなさそうだ」と思い直し、どこかで湯には入ったでしょうね。

 このドラマだと家康と瀬名はラブラブ夫婦だった。その妻子を犠牲にしてまでどこまでも従順につき従っている家康は、信長にはかえって空恐ろしく見えただろう。

 岡田信長は、武田勝頼の首が披露された場でもこう言い出した。(家康に従う穴山梅雪が、勝頼の首に対して無言で目を伏せる演技が細かくて良い。)

明智光秀:徳川殿。憎き憎き勝頼でございますぞ。蹴るなり踏みつけるなり、気の済むまで存分になさいませ。(叩く)さあ、遠慮なさらず。

徳川家康:上様に献上されたる御首級を私などが汚すわけには参りませぬ。

光秀:上様はお許しでござる。さあさあ。積年の恨みを込めて。ヘッヘッヘッヘ・・・。

家康:恨んではおりませぬゆえ。

光秀:心にも無いことを。

家康:死ねば皆、仏かと。

光秀:(顔をしかめる)チッ!ケッ!

織田信長:(ジッと家康の様子を見ていて)恨んでおるのは・・・別の誰かか?

家康:(表情を変えず、信長を見る)何のことでございましょう?

信長:フッ。(鋭い視線のまま、笑う)

 現代の話だが、伴侶を喪うことが一番精神的ダメージが大きい事象だと何かで見た。家康はそんな情緒を持つタイプ。心理的ダメージがどう今後に影響しているかと、信長も慎重に測って探っていた。

 ところで、今作での光秀は、気の毒にも徹底的に底の浅い小利口な奴だと結論付けて良さそうだ。磯田道史氏の本「徳川家康 弱者の戦略」で読んだ、信玄生存時からの武田との通謀➡それが穴山梅雪によって信長にバレるのを恐れ本能寺に至る、との説は、今作では採用されないっぽい。しかし、後出しジャンケンが通常運転の今作、まだ何とも言えない。

家康の真意を確かめに来た秀吉

 贅沢なおもてなし道中でちょっと思い出したのは、秀吉が信長から勘気を被った時に、秀吉が長浜城を挙げて催した宴だった。竹中直人主演の「秀吉」では市原悦子演じる母親の「なか」も率先して踊り、金銭を盛大に使って「謀反の気なんかございませんよ」と信長にアピールする狙いが的中した。

 秀吉は、安土城に正月の挨拶に来た後に、こっそり足を延ばして家康に会いに来た(実は、信長の指図だったかもしれないが)。もしかして、秀吉に会ったので、家康は「疑いを晴らすと言えば」と、大宴会@遠征帰りの道中を思いついたかな。

 それとも直接教えてもらった?信長は大きすぎる犠牲を払っても従順な家康に懐疑的、だから、それを打ち払う宴をする必要がありますよ、と。そんな会話は今のところは無かったし、あの秀吉が親切だけが目的で動くなんてことは無さそう。明らかに探りに来ていた。

家康:しかし、一羽も取れませんでしたなあ。

羽柴秀吉:まあ、ええがね。上様に新年のごええさつ(挨拶)にめえったついでに、ちょびっと足を延ばしたまでだでよ~。

家康:毛利攻めの真っただ中でござろう。こんなところに寄り道してよろしいので?

秀吉:よくねえに決まっとるがや。上様に知られたら、えれ~こったわ。くれぐれも内緒にしてちょ~よ。

家康:そこまでしてなぜここに?

秀吉:そりゃあ、会いたかったからに決まっとるわさ!長えことお会いしとらんかったんでよ~。この~やらけえ、やらけえほっぺによ~!

家康:おやめくだされ。

秀吉:ヒャヒャヒャヒャ!・・・おつれえ時は、この猿めを頼ってくだせ~まし。何でも力になりますで。わしゃ徳川殿が心配で心配で・・・。

家康:心配とは?

秀吉:信康殿と、奥方様の・・・。

家康:(自害した信康と瀬名の回想)ああ・・・お恥ずかしい限り。

秀吉:恨んどるんだないきゃ?

家康:誰を?

秀吉:上様を

家康:まさか!ハハ、何ゆえ。

秀吉:だってよ~実のところ上様の御指図みてえなもんだったんでは?

家康:滅相もない。私が決めたことです。全ては、我が愚かなる妻と息子の不行状ゆえ。

秀吉:ふ~ん。(笑みが消え、家康の表情を見ている)

 これが天正10年(1582年)1月の秀吉との会話。築山殿・信康事件は1579年だから、数年経っているとはいえ、心に深い傷があれば名前が会話に出ただけで反射的に涙目になりそうだったんじゃないのか。それを隠しての家康の演技だ。

 1582年は3月に武田が滅び、4月におもてなし富士遊覧。その後の秀吉と秀長の会話も興味深い。

秀長:徳川殿が上様をエライおもてなしされたそうじゃ。

秀吉:弟よ。家康から目ぇ離すな。事によると、おもしれえ事になるかもしれんがや。(小さく笑う。秀長も何か考える表情)

 意味深だな~。家康の真意を嗅ぎ取った秀吉と、疑いを深める信長は正しかったと今回のラストで視聴者は知った。尚のこと、大宴会道中はカモフラージュのために派手に華やかに仕立てる必要があったんだな。

意図あって難癖をつける信長

 信長の家康を試す行動は、道中も続いた。難癖をつけていたぶり、本音を吐き出させようとする信長、それを面従腹背、にこやかに平身低頭、受け入れ続ける家康。

 ドラマだけど、この心理的攻防というかパワハラの防戦一方を目撃するのは正直嫌な気持ちになる。ましてやそれを受けるのが自分の主君とか・・・プロだけど演じる人たちも嫌だったろうな。

家康:(酌をする)ささ、どうぞどうぞ。

信長:家康よ。

家康:ハッ。

信長:前から言おうと思っていたんだがな、お前のところのあの旗に書いてあるあの文句な・・・

家康:文句?

酒井忠次:厭離穢土欣求浄土でございましょうか?

信長:あれは気味が悪いな。

家康:ああ・・・大変ありがたい言葉で、汚れ・・・

信長:陰気臭いんじゃ。気分が萎えるわ。(光秀を始め、追従の笑い声)大体お前のところは田舎臭いんじゃ。これからは駿河もお前が治める。バカにされるぞ。ハハハ。

家康:はっ。そのことで、ひとつお伺いが。

信長:何じゃ?申せ。

家康:駿河国は今川氏真に任せたいと考えておりまして。

信長:氏真?

家康:はっ。

信長:ハッハハハ・・・氏真。(左手を挙げ、囃子の演奏を止める)お前は、たわけか?

光秀:今川から奪った国を今川に返すおつもりで?

石川数正:恐れながら駿河国はいまだ今川を慕う者多く、氏真殿が最もうまく治められるかと・・・。

信長:無能な奴には任せぬ。

家康:(にこやかに)氏真は無能では・・・。

信長:無能だから国を滅ぼした。あ?違うか?

家康:(両手をつき、頭を下げる)ごもっともでございます。(表情の硬い忠勝ら徳川家臣団)

光秀:徳川殿、ついでに申し上げますが、伊賀の国の件は心得ていらっしゃいますな?銭次第で誰にでも従う伊賀者がはびこっては世が乱れる元。今こそ根絶やしにします。始末なさいませ。よろしいですな。

家康:(にこやかに)ひとり残らず、始末いたしまする。

信長:フフ、ハハハ。

於愛:(空気を変えようと、笛をたどたどしく吹き始める)

大久保忠世:酒井殿。あれをご披露なさってはいかがか。

酒井忠次:お、おう。そ、そうじゃな。ここは「海老すくい」じゃ。ハハハハ。

家康:左衛門、よい。(信長がじろりと見る)わしが踊ろう。

忠次、忠世:はっ?え?(家臣団も驚きの表情)

家康:(にこやかに)上様。家臣・家康、上様の天下を祝し、三河のめでたき舞をご披露いたしまする。

信長:おう。全力でやれ。ハハハハ。

家康:はっ。(あくまでにこやかに)

 固唾を飲む雰囲気のなか、一人「にこやか」な家康が披露したのが冒頭も書いた絶品「海老すくい」だった。

 家康は「ハァ海老すくい 海老すくい・・・男なら、せめてなりたや織田家臣・・・天下布武 天下布武 上様の、天下めでたき日本晴れ」と唄い、信長は大笑い。海老すくい「本家」の忠次と家臣団も舞台に乗って舞い、張りつめた空気は一変、華やかな踊りの輪が広がった。

 家康は、信長のしつこい疑心暗鬼を「にこやかに」うっちゃるだけの胆力を見せたのだった。よくやった!よく頑張った!既に数え41歳、人生半ばで妻子を不運にも喪って悲しみをトコトン味わい、ようやく狸に化けられるようになったようだ。

 富士山と青空が見下ろす野原を、馬を並べ疾走する信長と家康。無邪気な笑みを交わし、信長は声を出してハハハと笑う。家康の点てた茶をためらいなく飲み、「良い時を過ごした」と言う信長は、返礼に安土城へと家康を招待した。

 安土での饗応役は光秀・・・運命の日に向かってお膳立てが整っていく。

 帰途、信長は家康を評した。おもてなし道中で家康への疑心をさらに深め、気を引き締めたようにも見えた。

信長:あれは変わったな

光秀:はあ。大層素直になられましたような気もしまするが。

信長:腹の内を見せなくなった。化けおったな

 はい、狸です・・・明け広げで「弱虫・泣き虫・鼻水垂れ」だったお坊ちゃま白兎も、亡き瀬名譲りの薬研を夜な夜な操って薬草を砕くうちに心の整理を付け、狸へと。そういうことだよね。瀬名から離れひとりになって、ようやく大人になった。

主の妻子を失ったショック、家中にも

 大成功裏に終わった富士遊覧の御接待旅行だったが、家中は「妻子を殺させた信長の足を徹底的に舐める」主君の姿勢に戸惑った。そうだよね・・・御方様とお世継ぎを自害させて失ったショックは、そうそう簡単に拭えるものではない。まだ家中にも色濃くあったはずだ。

家康:上様は、富士の山をしかとご覧になったことが無いと思われる。

本多忠勝(平八郎):それで?

家康:よって街道の要所要所でおもてなしをし、富士の絶景をご覧いただきながら悠々と安土へお帰り頂く。

忠勝:何のために?

家康:上様にお喜びいただくために決まっておろう!(平八郎をにらむ)

(略)

榊原康政:これがつまり・・・。

万千代:格別なるお役目でござる~。

酒井忠次:この役目を甘く見るでないぞ。相手は上様じゃ。そんじょそこらの戦事よりよほど困難であるぞ!

茶屋四郎次郎:さあ皆様方!徳川家中の威信にかけ、上様御一行を富士遊覧のおもてなしの道行き、見事成し遂げられませ~!

於愛、家康ら:エイエイオー!エイエイオー!ハハハハハ!(立ち去る平八郎)

忠次:さあ、作業に戻るぞ!

家康:頼むぞ!

 家中の空気に反して、家康は平身低頭接待ゴルフをやる気満々なのだ。

康政(小平太):平八郎殿が先に帰った。私も帰る。

万千代:じゃあ私も。

康政:お前はここに残っておれ。

大久保忠世:おい、ちょっと待て待て待て待て。許さんぞ、持ち場に戻れ。

康政:殿のあのようなお姿、これ以上見とうはございませぬ。

忠世:だとしても。だとしてもわしらの主じゃ。

康政:何のためにお二人はご自害なさった。お二人が報われん。そう思いませぬか。

於愛:そのようなこと言うでない。殿がどんなお気持ちで上様をもてなしておられるか、そなたらに分かるのか。(小平太を睨み、薪を抱えて小走りに去る)

忠次:殿には深いお考えがおありなのだと、わしは信じておる

康政、万千代:(忠世に肩をポンポンと叩かれる)

康政:・・・平八郎殿を呼んでくる。

 やっぱりナンバー2(忠次)が優秀。そもそも考えてみれば、今回の話で道化の極みと思われている「海老すくい」を踊り続けてきたのは忠次なのだ。義理とは言え殿の叔父、副将という立場にありながら、家中を和ませるため率先して踊ることも厭わない姿は素晴らしい。「おんな城主直虎」の使えない忠次とは評価が真逆だ。

 しかし、とうとうそのナンバー2が家臣達を従え、家康のもとにやってきた。

忠次:殿。(主だった家臣を引き連れ、薬を煎じる家康の部屋に入ってくる)

忠勝:さような振る舞いをお続けになるなら、我らはもう付いていけませぬ。

忠次:殿。お心の内をそろそろお打ち明けてくださっても良い頃合いでは?

家康:わしもそう思っておった。閉めよ。(椀を手に、煎じ薬を飲む)信長を殺す。わしは天下を取る。

 ・・・えーえ?ずいぶんとあっさり、フラットに感情無く言ったね・・・腑抜けになった殿が、戯言を言っているようにも見えなくもない。大ごとだけに、家臣たちも真意を測りかねるはず。

黒幕は誰に・・・家康か

 「本能寺の変まであと46日」とテロップではカウントダウンも始まった。

 次回予告では、特に気になることがあった。信長の「俺は誰かに殺される」と、信長父の信秀が言う「信じられるのは己ひとり!」、そして光秀が言う「ひそかに徳川殿の料理に入れることも」だ。

 これ、もしかしたら信長が、安土に招いた家康を殺しにかかるんじゃないか?光秀は薬に明るい人物だから(元々医師だったとの説もあった)、信長に命じられて家康を毒殺しようとしたが失敗、それで激しく𠮟責される・・・と言う流れかな?

 家康は「弱き兎が狼を食らうんじゃ」と言っているから、双方殺しにかかるとして・・・それで次回タイトルは「安土城の決闘」?まさかの殺し合いになるのか。

 昨年の「鎌倉殿の13人」でも、畠山重忠と北条義時が青春映画みたいなボッコボコの殴り合いをしていて「えええ?大河だよ?」となったからな・・・いいですよ、そんな展開も心してお待ちしています。

 なにしろ、伊賀者百人も控えている(服部半蔵:伊賀国から逃れてきた伊賀者、百名ばかり匿っております。皆、織田様に深い恨みを持つ者ばかり。いつでも動けるよう、手なずけておきます)。双方に踊らされるのが明智光秀かな。楽しみだなあ。

(敬称略)